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一宮にはいろんな人種がいて、みんな好きなことやって輝いている。

イラストレーターKeiさん

イラストレーターKeiさん:未来を担う子供達に伝えたいこととして、私はサーフカルチャーが楽しいものだということ、一宮ブランドを子供たちに発信していきたいと思っています。一宮に子供達が楽しめる場所を作り、映像やイラストを通じて発信していくプロジェクトを、一宮の仲間たちとスタートしたばかりです。そんな私の、年長の子の将来の夢は「プロカメラマン」か「プロサーファー」ですからね(笑)。埼玉県に住んでいただけでは出てこない将来の夢だと思います。あとは、そんな子供達が海で楽しく安全に遊ぶための安全講習なんかもあるといいですね。

ボード職人 Kennyさん

ボード職人 Kennyさん:僕も夏になると数回はロングボードで子供を助けているよ。楽しいだけじゃない海の遊び方を伝えていく必要があるよね。小学校でもプールでサーフボードに乗る体験授業があるそうだけど、教えることで子供たちがサーフィンを安全に楽しみ、サーフィンが大好きになり、大きくなっても一宮に住み続け、またサーフィンの魅力を次世代に伝えていく…それが一宮のカルチャーと町づくりにつながっていくはず。
海にはいろんな大人が集まってくる。そこでは「学校」だけでは学べない多様な価値観を学んだり刺激を受けたりできる小さな「社会」なんだ。いろんな大人からいろんなことを広く学べる町って、すごい魅力的だと思わない?

サボテンミサイルYASUさん

サボテンミサイルYASUさん:僕も、子供の時に大人と一緒に波乗りをしたことが、今の自分の基礎をつくってくれたように思います。大人と同じ目線で楽しめるサーフィンは、いろんなカルチャーやマナーを学ぶ場でもありました。田舎のリズムだからこそ大人とも踏み込んだコミュニケーションが可能でした。今日、皆さんの一宮に対する熱い想いを伺って、僕もこれからは積極的に一宮町や、町の子供達に関わっていきたいと思います。

和菓子角八 薦田さん

和菓子角八 薦田さん:10年前に嫁いだ時は何もない町だと思っていましたが(笑)、子供が生まれてから、子育てを通じ、一宮の良さを感じる様になりました。そして本日皆さんとお話しして、やっぱり一宮はいい町だと再確認しました!
私の和菓子屋もある一宮町商店街も、今後、子供達が店を引き継ぎたくなるような魅力を作っていきたいです。一宮町商店街は海沿いと違い、高齢化によりシャッターを下ろした商店もありますが、近年、移住者が空き店舗を活用して新たな飲食店や商店も出来つつあります。今年は商店街の空き店舗を活用したオシャレな街めぐりマーケットも開催されて賑わいました。そんな商店街を活性化する動きにも積極的に関わっていきたいですね。

ボード職人 Kennyさん

ボード職人 Kennyさん:サーファーにとっても釣ヶ崎海岸の鳥居は大事な場所だけど、玉前(たまさき)神社がやっぱり商店街の心のコアだよね。

和菓子角八 薦田さん

和菓子角八 薦田さん:そうですね、まさに玉前神社さまさまです!!一宮町商店街に隣接する、1200年の歴史がある玉前(たまさき)神社への参拝客も多く、和菓子をお土産によく買ってくださいます。地元の方はもちろん昔から変わらず買いにきてくれますが、サーファーが海へ遊びに来る度にお腹にたまる赤飯を買っていってくれることもありますし、いろんな方に支えられています。商店街は代々住んでいる人の温かさや昔からの歴史で成り立っています。そんな商店街や玉前神社も、海沿いのバイタリティある人たちと一緒に未来ある町づくりを盛り上げていけたら嬉しいです。

ボード職人 Kennyさん

ボード職人 Kennyさん:そうだね、これからは海側もマチ側もなく、一緒に町づくりをしないとね。一宮の波が人を呼び、人が人を呼び、新しいカルチャーが生まれて、人が育つことで未来が生まれていく。一宮にはいろんな人種がいて、みんな好きなことやって輝いている。やっぱり一宮は「人」が宝なんだよ、人の宝石箱!(笑)個人的には波乗りバカを貫き通しながら(笑)、そんな50年やってもわからないサーフィンの魅力を伝え続けていきたいね。

それぞれのご縁で一宮に集ってきた4名の対談、いかがでしたか?
海と里山、商店街。様々なライフスタイルとカルチャーがミックスされて今の一宮があります。
ローカルならではの空気感や時間の流れを感じるためだけに、ゆったり気分で訪れてみてはいかがでしょうか。

※この対談は、2016年11月に行われたものです

対談者プロフィール

Kei Otsukaさん

1977年生まれ、北海道出身、埼玉県在住。妻と高3、高1、年長の子と暮らす。
波乗り絵描人として活動中。

YASUさん

一宮町在住。1986年生まれ、千葉県鴨川市出身。「サボテンミサイル」オーナー。

薦田真由子さん

一宮町在住。1978年生まれ、徳島県出身。夫、小2の娘と年長の息子と暮らす。
「いちご大福」や「みかん大福」で人気の老舗和菓子店「角八本店」若女将。

泉 健二(Kenny)さん

一宮町在住。1951年生まれ、東京都出身。20歳と高2の息子がいる。カスタムサーフボードビルダー。
ボードビルダー歴40年、サーフィン歴50年で、オリジナルブランド「KENNY」のオーナー。

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