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「町の歴史とサーフィンの歴史が重なり育まれてきた一宮町カルチャー」
〜 「波」と「人」に引き寄せられた人々が語る一宮町ライフスタイル 〜

一宮町には、良質な波に呼ばれるようにサーファー達が集い、
海沿いのサーフカルチャーが形成されてきました。そんなサーフィン黎明期からの
一宮を知るボード職人Kennyさんをはじめ、伝統ある商店街の老舗和菓子店に嫁いだ若女将など、
様々なカタチで一宮町に「呼ばれて」集まってきた4組の方々に
一宮カルチャーの魅力を語っていただきました。

イラストレーターKeiさん

イラストレーターKeiさん:はじめまして。「波乗り絵描き人」を名乗らせていただいています。埼玉県在住ですが、15年前から一宮にサーフィン通いをしています。子供達が成人する数年後にはこちらに拠点をもちたいと考えています。よろしくお願いいたします。

サボテンミサイルYASUさん

サボテンミサイルYASUさん:「サボテンミサイル」という屋号でサボテンや多肉植物を都内中心に卸販売をしています。サーフィンは小学生から中学生まで出身地の鴨川でやっていましたが、しばらくブランクがあり、6年前に一宮に移住してまた再開しました。今日はよろしくお願いします。

和菓子角八 薦田さん

和菓子角八 薦田さん:はじめまして。夫が実家の和菓子屋「角八」を継ぐことになった時に結婚して、10年前に一宮へ来ました。小2女児と年長の男児がいます。家族でサーフィンをする者はおりませんが、休みの日など皆で海や川に釣りに行くのが趣味です。

ボード職人 Kennyさん

ボード職人 Kennyさん: 高校生の頃にサーフィンに出会い、今年65歳ですが未だに「サーフィンとはなにか」を追求しています。プロロングボーダーでもありますが、元々ものづくりが好きだったのでボード職人をしています。よろしくお願いします!

Keiさん 対談風景
イラストレーターKeiさん

イラストレーターKeiさん:私はKennyさんとは以前から仲良くさせて頂いていて、絵描きを本格的に始めたのもKennyさんの後押しがあったからなんです。Kennyさんの誕生日に似顔絵をプレゼントしたのですが、「イラストレーターとして活動したらよい」とアドベイスをもらいまして。一宮にはご縁があって「呼ばれた」感覚があるので、上の子供達が成人する数年後にはこちらに拠点をもちたいと考えています。

ボード職人 Kennyさん

ボード職人 Kennyさん:地理的にもそうだけど、一宮は日本のおヘソ(中心)!人も波も引き寄せられて色んなパワーが生まれる、まさにパワースポットだと思ってる。世界に誇れるクオリティの波があるエリアで、半径10km圏内にこんなにプロサーファーが住んでいる地域は、日本には他にないよ!2020年、オリンピック初のサーフィン競技が行われるけれど、一宮が開催候補地に挙げられているというのも、目に見えない理由があると感じるね。

一宮ならではのリズム、空気感をのんびり楽しんでいってほしいね。

サボテンミサイルYASUさん

サボテンミサイルYASUさん:一宮の魅力というと、東京から移住して6年ですが、圧倒的にストレスが減りました。生活ペースが違うというか、時間や仕事に追われている感覚がココにいるとないんですよ。海で出会う人は毎日充実していて好きなことをやっているからか、表情が輝いていますよね。身も心も健全というか。電車に乗るときに居合わせる都内の人たちとは全然違う(笑)。でも、最初は実は焦りもあったんです。都会の流行とか情報量とかに触れる機会が減り、感性が劣化していくんじゃないかという不安がありました。でも徐々に色々なものが削ぎ落とされて、それが気にならなくなりました。人工物が少ないから「自然」から発せられる情報が、圧倒的に多く入ってくるようになりました。都会のリズムが合う人もたくさんいると思いますが、僕にはこの一宮ならではのリズムが合っていたんでしょうね。

イラストレーターKeiさん

イラストレーターKeiさん:僕は車で週末に日帰りで来ているビジターサーファーですが、毎週末、エネルギーや感性が充電されています。まず一宮に入ると視覚から違いを感じます。春には田んぼに水が入り、太陽の光でキラキラ輝いて綺麗ですよね。空の青色が水を張った田んぼに映る美しさや、田植え後の緑の匂いや、黄金色に輝く稲穂が風でざわめく音。海だけでなく一宮全体の景色に来るたびに感動しています。そんな五感を研ぎ澄まされる環境は絵を描く上でも影響が大きいですし、それを表現して伝えていきたいです。

和菓子角八 薦田さん

和菓子角八 薦田さん:音も一宮ならではのものがありますね。朝早く起きると波音が聞こえてきますし、カエルやセミの鳴き声とか、聞こえてくる音で季節感を感じられます。たまに子供達を連れて夕方から海へ行くんですが、夏至あたりの夕焼けは本当に美しいですよ!それを見ながら簡単な夕飯を広げてピクニックするんです。家での夕ご飯とは違う開放感で子供も喜びますし、私もリフレッシュできます。子育てするにもいろんな価値観の人がいて縛られないですし、自然が近くにあると気持ちにも余裕が持てます。ぜひサーフィンをしないママにも移住をお奨めしたい(笑)。価値観や感性が変わっちゃいます!

サボテン ケニーさん 対談風景
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