session004

ネイチャー増田さん

ネイチャー増田さん:子育ての為と言いながら、旦那と私が海の近くに住みたかったのが大きいです(笑)。海って眺めているだけでも癒されますよね。上総一ノ宮駅から海へ向かう一本道は広々とした田園風景も広がっていて、私のお気に入りスポットです。一宮ネイチャークラブもですが、自然環境が身近にある暮らしというのは、子供と言うよりも自分の為にと言いますか、自分がやりたくてやっています(笑)。子供はその後に勝手にくっ付いて来て、大人になってから、その良さを分かってくれればいいや!と思っていて。そしたら、少し前にボディボードを始めた高2の娘が、最近になって「引っ越してきてよかった〜!海サイコ〜!」って言っているのを聞いて、あぁ良かったなって思います。

コーヒー真保さん

コーヒー真保さん:サーフィンする人にとっては、「波がいい」に尽きるんじゃないでしょうか。ポイントもたくさんあるし、湘南みたいな渋滞もない。しかも都心にも通勤できる。土地は安い。商店街も大型スーパーもあって、便利すぎるぐらい。でもサーフィンをしに通っていた頃より、住んでしまうと海に入る回数は減りましたね(笑)

イラストレーターい志ざきさん

イラストレーターい志ざきさん:海の近くに住んでいると、通いで波乗りしていた時よりも、生活の数時間の中にサーフィンを組み込めるので、逆に波が良い時にしか入らなくなるっていうことはあるかもしれないです。贅沢な話ですね。

地域の人や文化との距離感も、ナチュラルでいいですよね

コーヒー真保さん

コーヒー真保さん:移住を考えるときには、地元との付き合いも気になるところだと思います。お店をやっていますが、やっぱりサーフィンを通じた地元コミュニティとの繋がりは大きいです。海に入っていると人と繋がりますから。お店をオープンするってことを海で知り合いに伝えていたら、オープンの日に大勢の人が来てくれたり、その繋がりで町にあるいくつかの飲食店さんに豆を卸させて頂いたり。ありがたいですよね。

ネイチャー増田さん

ネイチャー増田さん:「一宮ネイチャークラブ」の会員は、ほぼ移住者ですが、田んぼ作業の機械を借りたいと相談すると親切に指導してくれますし、そういう意味では地元の方ともよいコミュニケーションが取れていると思います。最近、会員の中から新規就農者が出たのですが、土地は地元の方から借りています。
自然って、草を刈ったりとか、木を伐採したりとか、人が手を加えないと保全できないケースがあって。ホタルの出没スポットをはじめ、素晴らしい自然環境が一宮にはあるので、今後も耕作放棄地が新規就農者によって使われていくといいなと思っています。

整体吉田さん

整体吉田さん:僕はサラリーマン時代、あまり一宮の人と接する機会が無かったのですが、サーフィンをしていなくても、積極的に自分から出ていかなくても、少しずつ繋がりが増えて、人付き合いが増えていきました。移住だからと拒絶されるわけでもなく、逆にどっぷり地元コミュニティに入らなければならないということもなく。最近は地元の祭りにも誘われて神輿を担ぎました。ほどよい人付き合いの距離感が心地よいですし、無理なく暮らしやすいですね。

イラストレーターい志ざきさん

イラストレーターい志ざきさん:その感じ、すごく分かります。地域の人や文化との距離感も、ナチュラルでいいですよね。自分のスタンスが保てると言いますか。

コーヒー真保さん

コーヒー真保さん:人付き合いというと、やっぱりどこに住んでいても、挨拶とか基本的なマナーは重要かな。海のマナーもそうだけど、人付き合いの基本が大切。そういう事を忘れない町でいてほしい一方で、そうじゃない人が少しずつ増えてきている気もするのが、少し残念ですね。

対談風景 絵 店前にて
ページTOPへ