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〜 自分の好きなことと仕事が密着している暮らしは豊かですよね 〜

高柳さん

建築集団海賊 高柳さん:もろに建築業界だと、飲んで騒いでいたら仕事が入ってくるとかもあるし(笑)、人との繋がりとか現場を離れづらいこともあり、リモートだけでは難しい部分はありそうですが、僕が初めて入った北海道にある設計事務所が自由過ぎる会社で(笑)。やるならそんな雰囲気の働き方をしたいと思っていたんです。

馬場さん

Open A 馬場さん:業界でも有名なあの事務所ね!ある意味ユートピア的な事務所なんだよね(笑)。そういうところで働いたら、自分もそういう働き方をしたいって思うだろうね。

高柳さん

建築集団海賊 高柳さん:そうなんです。実際、27歳の時に仲間と3人で独立しましたが、僕は仕事をしながら波が良ければ現場を抜けてサーフィンに行ったり、周りの理解も得ながらサーフ&ワークをしています。ストレスが少ない暮らしというか、自分の好きなことと仕事が密着している暮らしは豊かですよね。このあたりは職人衆にもサーファーが多いので、現場に板を持ってきていますよ。波が良ければ3時に切り上げてみんな海に行くとか(笑)。

馬場さん

Open A 馬場さん:現場もかよ!すごいな!高柳さんのような建築と施工の両方をやる会社は、最近増えてきてはいるけれど、それも新しい働き方なんですよ。僕の世代は設計と施工は分業が常識だったのに、設計も大工仕事もできちゃうというのは、面白い!

高柳さん

建築集団海賊 高柳さん:学生時代から両方やることが面白いと思って、今もそのスタイルで仕事をしていますが、本来、デザイナーと大工が喧々諤々しながら作りあげるものを両方やるということで考えが施工寄りになるなどバランスを取るのが難しい面もありますけどね。日々、試行錯誤の連続です。

馬場さんと高柳さん エリアスガーデンの庭

〜 一宮には都会も田舎もフラットに考えられる新しい感覚の日本人が多い 〜

馬場さん

Open A 馬場さん:僕は大学で建築を学んだけど、初めは広告代理店に就職しました。その後、大学の博士課程に戻って広告代理店を辞めて、建築事務所を立ち上げました。ずっと忙しい超東京的な働き方をしていたけれど、ふと40代手前でモードを変えようと、東京郊外の土地を探し始めました。最初は湘南とか三浦あたりを探して、実際に朝の通勤時間に電車に乗ってみたけど、超満員電車で「これは地獄だ、ありえん」と(笑)。

高柳さん

建築集団海賊 高柳さん:湘南と九十九里(一宮)はよく比べられますよね。実際、サーフィンのために移住を検討する人は両方を比べて好みの方を選んでいると思います。外房出身の僕からすると、湘南みたいになって欲しくないなと思っています(笑)。スノッブな感じとかオシャレな感じとかが、こっちは肩肘張らずに力が抜けているんですよね。波乗り道路沿いに飲食店などのお店は増えているけれど、誰でも入りやすいオープンなお店が多いですよね。

馬場さん

Open A 馬場さん:そうそう、最初は湘南ってイメージ良いから検討していたんだけど、そんな時に仕事仲間に一宮でサーフィンに誘われて来てみて、すぐに気に入りました。「東京に近い!」「電車が空いている!」「土地が安い!」「波がよい!」「田舎的な雰囲気もよい!」家族の理解も得られたので、こちらに土地を買って家を建てて、東京に通勤する暮らしにシフトしました。今は色々な都合で東京にベースを戻していますが、一宮の町づくり、エリアリノベーションに関わるなど、また新たなモードで一宮に関わっています。

清水さん

Elias Garden 清水さん:商店街側にも1200年も続く玉前神社と古くからある商店街、400年続く稲花酒造などもあります。それから、上総一ノ宮駅から海岸へ抜ける道も広々とした田んぼがバーンと広がっていて、ロケーションが感動的に良いですよね。東京から来る人は癒される風景だと思いますし、町づくりではあの通りは観光地化せずに田んぼのまま残しておいて欲しい風景ですね。

馬場さん

Open A 馬場さん:そう、あそこの田舎ならではの田園風景は残したいね!一宮には自由に自分のライフスタイルを作っていく自立的な人たちがたくさんいて、都会も田舎もフラットに考えられる新しい感覚の日本人が多いですね(笑)。このコンパクトな日本を楽しみ尽くせるような人。一宮はそれにうってつけな場所だと思います。東京駅までたったの1時間ですよ。都内で言ったら新宿〜八王子と同じ感覚で、この環境は素晴らしいでしょう!

高柳さん エリアスガーデンの店内装飾 馬場さん
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